こんにちは、みどり(@hiju39)やで。
病み上がりのリハビリを兼ねて朝から海へ行ってきたよ。
誰もいない静かな海。
浜辺を散歩するだけのつもりが夫が別行動を取り始めて…。
朝の海の雰囲気を書き留めたくて日記にしたよ。
よかったら海の写真だけでも眺めていってね。
じゃ~、いってみよ~。
朝6時半、家族でバイクに乗って浜辺へ
7月20日、手持ちのお金がなくなったので、現金を引き出しにATMへ。約一週間、発熱と鼻水で寝込んでいたため、たった200mの道を歩くのにも頭がクラクラした。22日から授業に復帰したいと思っているのに、これじゃちょっと厳しいな。
そこで、翌21日の早朝にリハビリと称して海辺を散歩することを思いついた。平日の朝ならほとんど誰も海にはいない。コロナで週に2回しか学校がなく暇を持て余している娘・プーちゃんも喜んでくれるだろう。夫・アディに、翌朝バイクを出してくれるよう頼んだ。アディは朝が弱いので、え~っと少し渋る様子を見せたが、最終的にはOKを出してくれた。
21日、朝5時過ぎにモスクからアザーンが流れた。私はアディとプーちゃんを起こし、お祈りをしてから軽く身支度を整えた。プーちゃんは楽しみにしていたのか、予想以上にすぐに起きてくれた。さあ海へ。
「田んぼのところで停まってね!写真とるから!」
バイクにまたがり、後ろからアディに声をかけた。この時間だと幼稚園脇の田んぼからちょうど日の出とロンボク島の霊峰・リンジャニ山が見られるんだ♪
写真右のほうに3つ連なる山の左端がリンジャニ山。うーん、リンジャニ山は見えたけど、下の方に雲がかかって日の出はいまいちだなぁ。でも、したいことができたので満足!
と、横を見ると、アディもしゃがみ込んで写真をとっていた。知らないうちにGoProをカバンに入れていたらしい。早朝から出かけるのを渋ったわりにはちゃっかり用意しているじゃないか。アディは私よりも長い間写真を撮っていた。
そこからさらに100mほどで、我らが港・バンサル港に到着。
波止場の東端にバイクをおき、そこから海辺を歩いた。
人はほとんど誰もいないだろうと思っていたけれど、見事なまでに誰もいなかった。野良犬もいない。砂浜を小さなカニがツツーーッと横走りする以外、何も動物の姿は見えなかった。
プーちゃんが「レインボーだ」と海の向こうを見た。
たしかに。空にかかる七色の虹ではないけれど、西の空が東からの朝日の光をうけて、薄紫色から水色にグラデーションに染まっていた。
あと一時間もすれば、この雲がはれてバリ島のアグン山がシルエットを見せるだろう。辺りはただただ静かで、私は波の音、風の音、遠くで鳴いている鳥の声だけを聞いていた。アディもプーちゃんも黙っている。自分がリハビリがてら歩きに来たことなど完全に忘れた。目の前は砂浜が広がり、左手は海、右手はヤシの木と田んぼと遥か彼方にリンジャニ山だ。
浜辺の植物観察タイム。様々な色や手触りの葉っぱを楽しむ
けっこう海辺を歩いたので、ハマヒルガオの広がる砂浜を横切って、田んぼのほうへ出た。小さな花がたくさん咲いている。歓声をあげる私と娘。しばらく花を摘んでいたら、アディからつまんねぇオーラがではじめた。ズンズンと田んぼのあぜ道を歩いていくアディ。途中で何やら写真撮影ポイントを見つけたらしい。夢中で何枚も写真を撮りはじめた。
「おーい、パパァ」呼んでもまったく振り向きやしない。今度は私とプーちゃんが待ちぼうけ。「パパ、いつになったら撮るの終わるんだろうねぇ」「しばらく終わらへんやろ 」「退屈してきたよ」「じゃあ、なんか遊ぼうか」
そう言ったものの、私とプーちゃんは手ぶらだった。ふーむ、何して遊ぼっかなぁ。あ、そうだ。
「ねえねえ、プーちゃん。今からここにある緑色をできるだけたくさん見つけてみようよ」
私はプーちゃんに説明した。ここにはたくさんの植物がある。緑色の葉っぱもてんこ盛り。だけどよく観て。全部同じ「色鉛筆の緑色」じゃないでしょ?この葉っぱの緑とこっちの葉っぱの緑は違うよね。いろんな緑色をみつけて、それぞれの緑色に名前をつけよう。
プーちゃんは大喜びでこの遊びにのってくれた。
どの葉っぱも全部色だけでなく、手触りも違った。普段こんなにじっくり一枚一枚の葉っぱに触ることなどないので、思ったより分厚い葉っぱに出会ったり、プーちゃんの感性豊かな名付けに驚いたりとなかなか充実の時間だった。
アディはいつの間にか、別のスポットに移動している。でも、私たちだっていい遊びを見つけたもんねぇ。何もなくったって自然のなかで新たな遊びを創るのは楽しいもんだなぁ。
遊びで弾みがついた私とプーちゃんは、海辺に戻って大声で叫んだり、キャッキャと走り回ったりした。撮影を終えたらしいアディも合流。私たちは、トータル小一時間ほど遊んだ浜辺をあとにして家に帰った。途中で朝ごはんを買った。いい朝だったな。
Twitter で朝の喜びをシェアしているころ、夫は…
私たちは家で軽く足を洗い、洗濯機を回した。それから買ってきた朝食を食べ、私とプーちゃんは大満足の朝を振り返りながら、あれがよかった、これが面白かったと感想合戦を繰り広げた。当然、Twitter にもシェア。
そんななか、アディはもくもくとスマホを覗き込んでいた。何やってるんだろー?
9時過ぎになって、夫は自慢げにスマホを見せにきた。そこには、今日の浜辺散歩の様子がビデオになっておさめられていた。※夫の Instagram (@adibenk66) より
なにこれ、なんかのプロモーションビデオみたいやん! えーおっしゃれー。すごいすごい!
思わず、実家にも動画を送った。母からは「前半は観光ビデオとして売り出せるね」と喜んだ(後半は私と娘がわちゃわちゃ走っているんだが…。悪かったな、観光ビデオにならんで。笑)。
あー楽しかった。自然を感じる時間はいいな。
大好きな家族と一緒なら、なおさらだ。また行こうね。
最後まで読んでくれてありがとう。
お互いサマサマ幸セナン♪
(Midori Rahma Safitri @hijau39)
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