インドネシアと日本…娘の二重国籍者登録(affidavit,ABG)に奔走中(1)

こんにちは、みどり(@hiju39)です。

学校の前期が終わって、年末休暇に突入~。やった~。
…のはずが、娘のaffidavit(後述)の準備をせっせとやっています。

今回は、affidavit -二重国籍者登録- について書きますね。
じゃ~、いってみよ~。

この記事は、2022年12月現在の筆者の体験談です。
これから二重国籍登録をお考えの方は、一例としてお読みください。
不明点はイミグレなどでご確認くださいますよう、お願いいたします。

娘の二重国籍者登録が必要なわけ

我が家は夫がインドネシア国籍、私が日本国籍。
娘は両国の国籍をもっています。

現在、国籍変更の手続き、真っ最中のワタシ。
私の国籍がインドネシアに変わったら、娘の日本国籍はどうなるんでしょうか?
結論>娘は二重国籍者のままです

が、娘が二重国籍者であることの証明が難しくなります。
パッと書類を見ただけじゃ、両親ともにインドネシア人になるからです。

なので、イミグレで「娘さんの二重国籍登録をしておいてね」と言われました。

二重国籍登録とは、「私は二重国籍を有しています」とイミグレに届け出ることです。

これをインドネシアではaffidavit(アフィダビット), または Pendaftaran ABG (Anak Berkewarganegaraan Ganda の略) といいます。※以下、affidavitと記載

この登録をすると、娘は日本でもインドネシアでもビザなしで入国でき、一国民として生活できます。20歳になるときにどちらか一つを選ぶんですよ(法律で選択時の年齢が変わることもあるので注意)。

本来、affidavit は二重国籍をもつ子どもに義務づけられているそうです。
が、別に登録しなくてもインドネシアの生活に支障はないですし、罰則もありません。
我が家は日本に帰国するときも両方のパスポートを見せたら、ビザなしで問題ありませんでした。

だから、登録しなくてもいいやと考える人も多いです。
私は完全にこれでした。というより、登録が義務であることを知りませんでした。すみません。
ただでさえ子どもが生まれて子育てでいっぱいなのに、ほかに知らされていない手続きはないだろうか…なんて頭は回らないし、体力的にも余裕がありませんでした。

月日は流れ、今回の私の国籍変更に伴い、affidavit せざるを得なくなったというところです。はい。

二重国籍者登録の手続きに必要な書類いろいろ(参考)

イミグレで「affidavitしたいでーす」というと、書類一式が手渡されます。

<記入用紙…計5枚>
・イミグレ所定の記入用紙 24番(PERDIM24)と27番(PERDIM27)の各1枚
・依頼書1枚(書式あり)
・保証書1枚(書式あり)
・上の写真にはないですが、所定の用紙がもう一枚

※二重国籍者登録の依頼者(スポンサー)はインドネシア国籍をもつ者に限ります
※10,000ルピアの印紙1枚必要です
※子の写真を貼る欄がありますが、イミグレで撮影するので用意しなくてもよかったです

まだあるよ。

<用意する書類>
・インドネシア国籍の親のKTP…コピー
・日本国籍の親の日本旅券…使用済みページを全コピー
・子どもの日本とインドネシアの各旅券…原本と使用済みページを全コピー
・KK(Kartu Keluarga)…原本とコピー
・子どもの Akta Kelahiran (出生証明書)…原本とコピー
・両親の結婚証明…コピー(buku nikahです)

※子どもが旅券を持っていない場合は別の条件があるそうです。イミグレに確認してね。

難しくはないけど、なかなかのボリュームだわな。

私がインドネシア国籍になると私の日本旅券が無効になって、用意できなくなります。
だから、その前に子どもの affidavit をするように言ってくれたんですね。

娘のAffidavit用提出書類に「待った」が入った

「よーし、やったるでー」と一日で一気に書類を準備して、夫に署名を依頼。
夫はこういう公的な書類作成が苦手なのよねぇ。

わかるわぁ。だって公的機関の書類の言葉は普段使う言葉じゃないもんね。
日本の正式書類にも「甲が乙に…」ってあるじゃない? あんなかんじ。

私は逆に「どーも、外国人でぇす」と10年以上インドネシアにいるくせに必要以上に何も知らない外国人になって、イミグレの職員さんやウロチョロしているビザ取得代行の業者さんを捕まえて尋ねまくるので、いつもなんとかなっています。

イミグレなんか10年間ほぼ毎年なんだかんだで行ってるので、職員さんだけでなくブローカーさんや駐車場のおじさんや警備員さんとも顔見知り♪ みんな優しいのよ。

でね、今回は自宅でわりとすんなり書類が準備できました。
ラッキーと思いつつ提出したら、なんと職員さんが私を呼び止めるじゃないですか。

「んー、娘さんの日本のパスポートの名前とインドネシアの書類の名前が違うんだけど、何これ?」

インドネシアには名字がありません。
パスポートなども姓名をわけて書かず、フルネームを一行で書き表します。

そのため、娘の名前は両国でこんなふうになっているのです。
・インドネシアの書類(旅券含む)…インドネシアで使う名前
・日本の書類(旅券含む)…インドネシアで使う名前(名)+筆者の実家の名字(姓)

職員にこのように説明すると、上司に確認をとるとのこと。
しばらく待っていたら、確認の結果を持ってきてくれました。

「事情はわかったけど、これだと違う人みたいだから日本大使館から書類をもらってくれないかな」

「どんな書類ですか?」

「インドネシアの名前と日本の名前、この二つの名前が同一人物である旨の証明書を書いてもらいたいんだ」

ええ、そんな証明書あるのかしら。

「この前、韓国籍の子がこれで審査に落ちたんだよ。で、大使館の証明書をつけて再提出して受理されたんだ。日本の大使館も書いてくれるはずだよ」

わかりました、じゃあ聞いてみますね、と返事をして今日は終了。
ああ、ちかれたちかれた。

まさか、名前が違うことで引っかかるとは思わなかったわ。
だけど落ち着いて考えると、たしかに違う名前だもんね。
別人と思われても仕方ないのかも。

職員さんだって意地悪したいわけじゃなくて、むしろすんなり登録できるように教えてくれているわけで…。

はぁやり直しかぁと思ったけど、素直に従うことにしましょう。

今日はここまで。次回に続きまっす。

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今回も最後まで読んでくれてありがとう。
お互いサマサマ幸セナン♪

(みどり @hijau39)

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