こんにちは、みどり(@hiju39)です。
娘のaffidavit(二重国籍者登録)準備の続編です。
二重国籍者登録に待ったがかかり、日本大使館に書類を依頼することに。
↓前回の話はこちら↓
大使館からの返事はいかに?
じゃ~、いってみよ~。
日本国領事館に書類作成を依頼したよ
イミグレーションでの要請をうけて、バリ島・デンパサールにある日本国領事館へ連絡しました。
※私の居住地は大使館ではなく領事館の管轄なので領事館に連絡しています。
ちなみに、大使館と領事館は役割こそ異なりますが、どちらも在外公館と呼ばれる機関です。
「娘の二つの名前が同一人物である旨の証明書」の作成をメールで依頼。
珍しく当日中に返事がかえってきません。何やらお手を煩わせている予感がしていたら、日本大使館より一斉メールが来ました。
しかも、これまでコロナなどの情報がほとんどだったにもかかわらず、何の脈絡もなく「インドネシア国籍者と日本等外国籍者との間に出生した者」の「インドネシア国籍の取得など」に関するメールだったんです。
コレ絶対、私の案件で領事館が大使館に確認してくださったんやわぁぁぁ。
ほんとすみませーん、ありがとうございます!!!
その後、領事館より以下の返信がありました。
領事館では同一人物かを説明する証明等は行っていないそうです。
ですが、別の提案を二つしてくださいました。
1.領事館で娘の出生証明書(氏名は戸籍謄本のとおり)を作成する
「生年月日や両親の氏名がインドネシア側の記録(KKやAkta kelahiran等)と同一であるということをイミグレーション側に説明できますが、出生証明書でインドネシア側が受理が可能かどうかはご確認いただく必要があります。」
2.日本旅券の氏名欄に括弧書きでインドネシア名を併記する
んんーーー、この二つなら日本旅券の別名併記のほうが安全そう。
でも、娘は今年に入って日本旅券を発給してもらったばかりなんだよなぁ。
↓今となっては懐かしい響きのオミクロン株大流行中に渡バリしたのだ↓
まだ4年以上有効期間が残ってるのに切り替えるのはもったいない…。
(しかもバリ島まで行かねばならぬ)
バリ島まで行くのにダメになったら嫌だから、イミグレに確認しよう。
イミグレに再確認っ
領事館からの返事を手に、イミグレに確認。職員さんにWA(メッセージ・アプリ)で問い合わせると、「ごめーん、今僕サウジにいるんで手伝えません」との返信。それはしゃーない。
むむぅ、イミグレの代表電話で口頭で説明できそうな気がしないし、もう一回イミグレまで行くかぁ。あーあ、別の職員さんの連絡先も聞いておくべきだったなぁ。
我が家からイミグレまで車で片道小1時間。遠い、そして交通費が高い…。最安のオンボロ公共バスとバイクタクシーの乗り継ぎでも、往復10万ルピアかかります。私の非常勤教師の一ヶ月のお給料50万ルピアなのよ…。
しかーし、ここを突破するしか道はなし。いいタイミングでバイクタクシーが来たので、バイクでイミグレまでひとっ走りしてもらったぜ。往復15万ルピアなり(顔見知りなのでめちゃ値引きしてくれた、ありがとう)。しゃーんなろー。
イミグレで領事館からの回答を伝えると、次のお返事が。
1.領事館で娘の出生証明書(氏名は戸籍謄本のとおり)を作成する
↓
氏名が戸籍謄本のとおり(つまり、名字が記載されたまま)なのは、受理されにくいと思う
2.日本旅券の氏名欄に括弧書きでインドネシア名を併記する
↓
んんんんーーーー(難色)
かつて本名が Sakina なのに間違って Sakenaで旅券を作ってしまったお子さんがいたらしいのですが、一文字違いでも受理されなかったそうで。旅券にインドネシア名が併記されていても却下される可能性がないとは言い切れないとのことでした。
うへぇ、そんなことあるの?だってわざわざ別名がある人のために日本が特別に措置して作成する旅券なんだよ。それでダメなの?
ショックを受けた顔をしていたら、職員の上司が来て別のアドバイスをしてくれました。
日本側にレターを書いてもらうのが難しいなら、インドネシア側の書類を全部日本名に書き換えればいいよ
娘のインドネシアの出生証書に日本の名字を付け加えて書き直すという、ウルトラC技を持ってきました。
「そんなのできるんですか?」
「できるでしょ」
「ほんと?」
「村役場に行ってみて」
はじめに村役場で事情を話し、日本旅券の名前のとおりに akta kelahiran(出生証書)を書き直す。次に県の役場でKK(家族カード。戸籍謄本のように家族全員の名前などが記載されているもの)とKIA(子ども用の身分証明カード)の名前も変更する。最後にイミグレに書類再提出という流れなんだそうな。
…長っっ!
でも上司さんも「遠くから二回もイミグレまで足を運んでいただいたのに申し訳ない」と謝ってくださいました。イミグレの職員さんに頭を下げられたのは初めてです。
これでやってみるしかねーべ。
「毎回こんなのばっかだなあ!」 (BY 澤村キャプテン「ハイキュー‼」より)
村役場で出生届の名前を変更できるか確認
イミグレから1時間バイクに乗って、自分の村まで戻ってきました。ヘロヘロだぁ。
村役場で相談すると、「ん…。直接、県の人口・市民登録総局(Dukcapil)へ行ってもらえる?」とのこと。…そうだよね、特殊パターンだよね。知ってる(泣)。
金曜日の合同礼拝の時刻が迫っていたため、いったん家で休んで午後から県の人口・市民登録総局へいくことにしました。これまた我が家からイミグレとは逆方向に車で30分近くかかるのよ。遠ぉぉぉ。
しばし家で休んでいたら大雨が。私は県の人口・市民登録総局へ行くのを諦め、週明けにすることにしました。
家族と話し合いをしたよ
雨のおかげで、体を休めることができました。
そして、家族とも「娘のインドネシアの名前を変えること」について話し合いました。
名前が変わるって大事だと思うんだよね。日本旅券(日本の戸籍名)に合わせる形だから、全く違う名前になるんじゃないけどさ。
娘は夫と私との間の子として生まれ育っているわけで。夫は名字をもっていないけれど、かといってインドネシアで生きている娘の名前を日本の表記に合わせるのは、私は違和感があります。
でも、二人共あっさり「変えてもいいよ」でした。
娘は「名字の書き方(つづり)を教えて」だって。テストなどでフルネームを書かないといけないからなんだそう。そうだよね、練習しようね。
夫は「インドネシアの名前にも日本の姓が入っていたら、日本のおじいちゃん・おばあちゃんとのつながりが感じられていい」と考えるらしく、日本の姓を入れることを勧めてくれました。
これ、イミグレの職員さんも同じこと言ったなぁ。
家族を大切にするインドネシア人らしい考えだと思います。
日本の家族との繋がりも切らずに残そうとしてくれるは嬉しいね。
夫と、なにより当の本人がオッケーならいっか。
というわけで、我が家はインドネシア側の名前を変更する方向で調整することになりました。
あとは県の人口・市民登録総局が「変更してもいいよ」と言ってくれるのを願うのみ。
思った以上に難航中だけど、なんとかなりそうかな。
今日のところはここまです。
次回(たぶん最終回)に続きまっす。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
お互いサマサマ幸セナン♪
(みどり @hijau39)
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