こんにちは、みどり(@hijau39)やで。
人を褒めたり、褒められたりするのは意外と難しくありませんか。
今日は学校で「こんな褒め方があるのか」と感心した出来事があるので、シェアします。
一緒に「褒め」について考えられたらうれしいな。
じゃ~、いってみよ~。
生徒から先生への褒めほめ現場
私の勤務校(※ロンボク島の観光専門高校)は学年末試験が終わったところ。
土曜日から教師による生徒たちへの評価が始まっている。
そんななか、U先生が廊下の端で授業の課題を提出していない生徒一人ひとりに対応していた。
通りがかったR先生が、U先生に声をかけた。
「まぁ!熱心ね。U先生、体には気をつけてくださいね」
続いて、生徒たちもU先生に言った。
「U先生はほかの先生と違うぜ!(すごい)」
「先生はほんとにいい先生だ。尊敬するよ!」
私はこの生徒たちの言葉に呆れた。
たしかにこれは褒め言葉だけどさぁ。
あなたたち、課題出してないんでしょ。
だからU先生が対応してるんじゃない。
U先生の仕事を増やしてるの、あなたたちだよ。
褒めてる場合じゃないってば。
おいおい~。
そう思っていたら、U先生はニコニコと笑みを返していた。
おお、先生も褒め言葉をちゃんと受け取ってるぞ。
ふーん、生徒が先生を褒めてもいいんだ。
しかも課題未提出で諭されている途中なのに。
失礼にあたるなどとは思わないんだな。
私は自分の高校生の頃を振り返った。
私、先生に褒め言葉を伝えたこと、あるっけ?
地位や立場をこえて褒める
私が生徒だったころ。
いい先生にたくさん出会い、「この先生は教え方が上手だなぁ」「この先生は厳しいけど愛情あるな」などと思っていた。
先生のいいところは知っていたのに、先生に直接伝えたことはない気がする。
なぜ伝えなかったんだろう…。
じっくり考えてみたのだけど、思い当たることが一つしかない。
私には「生徒が先生を褒める」というアイデアがなかったからだ。
そうだ。
立場が上の者が下の者を褒めるーこれが私の中の常識だった。
先生には尊敬や感謝の念こそあれ、私にとって先生は褒める対象ではなかった。
目上の人を褒めるのは失礼という考えもある。
だから褒め方には注意が必要だけけど、生徒が先生を褒めたっていい。
今日の生徒たちにそう思わされた。
なにより、褒めることは相手への肯定表現。
立場に関係なく、お互いを肯定しあえるっていいことだと思うな。
企業の360度評価を人生に取りいれる
生徒から先生への褒め言葉といえば…。
部下から上司への評価もあるよね。
360度評価といって、部下→上司だけでなく、上司・部下・同僚など複数の人が一人の社員を評価する人事評価のひとつだ。
自分の人生に360度評価ならぬ「360度ほめ」を取り入れたらどうだろう。
自分のまわりにいるどんな人をも褒めていく。
これが360度ほめ♪
褒めるってさ、相手に関心がないとできないよね。
関心があって、よく観ていないと誰かを褒めることはできない。
だから、360度ほめを取り入れると、どんな人にも関心を寄せてみていくことになる。
管理・監視の目じゃないよ。
ちょっと思いやって目を配るっていうのかな。
相手が目上の方だと、そこに尊敬や憧れの視線もあるだろうね。
気がついた褒めポイントを気軽に言葉にして渡す。
いろいろな人への褒めを重ねて、360度ほめができたら素敵じゃない?
難しく考えなくてもいい。
生徒たちみたいに、いいなと思ったところを素直に伝えたらオッケー。
まずは「360度ほめ」をやってみよう、と意識すること。
そこから褒め合う社会・風土が育っていくんじゃないかな。
どうかな、360度ほめ、やってみたい人いないかなー?
いたら、「360度ほめ会」とかオンラインでやってみたいなー。
今日、私は生徒から「どんな人でも褒めていい」と学んだ。
そして、みんなでみんなを褒めあえる社会になったらいいなと思ったよ。
まわりの人々に褒め言葉を伝えていこう。
じゃあ、またね。
お互いサマサマ幸セナン♪
(みどり @hijau39)
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