
こんにちは、みどり(@hiju39)です。
娘のaffidavit(またはABG、二重国籍者登録)準備の続編です。
↓前回までの話はこちら↓
前回の話で、娘のインドネシアの名前に日本の家族姓をつけることになりました。
日本側が難しいならインドネシア側で調整しちゃえ~というノリですね。
さて娘のインドネシアの名前は変更できるのでしょうか。
じゃ~、いってみよ~。
村長にバッタリ会ったので助けを求めたよ
村役場で「県の人口・市民登録総局(Dukcapil)で相談してね」と言われた翌日、隣家で村長を見かけました。
「あー!村長!」
村長に話すと、できると思うよと明るい返事。やったね。村長が直接担当課の課長に聞いてくださることになりました。いい人だ~。
この時点で年末だったため、年明け一週間ほどを待って再度村長宅を訪問。
どうなったかを尋ねると、顔が曇りました。
日本のパスポートの名前(=戸籍名)のとおりにインドネシアの名前を変更することはできないというのです。
村長「プーちゃん(私の娘)がインドネシア国籍だったらできるみたいだよ」
私「へ?インドネシア国籍ですけど」
村長「え?」
私「彼女はインドネシア国籍も日本国籍も両方もってますよ。大人になったらどちらか一方を選ぶんです」
村長「うそーん」
いやこっちが「うそーん」やわ。笑
二重国籍の子どもの登録に必要な手続きだって言ったよね?
まあでもそっかー。
小さな村だから、ほかに二重国籍者なんていないしね。
当事者や家族でなけりゃ、わからなくて当然かも。
村長は再度課長に話をつけてくれました。
結果、村長が私と夫とを連れて課長の自宅へ行くことに。
自宅って?なんで役所へ行かへんの?
もしかして賄賂とか要求されるのかなー?
一瞬いやな予感がしました。
が、課長の家が私たちの村の隣の隣にあるからなんですって。
役所へいくより断然近いからかぁ。納得納得。
県の人口・市民登録総局の課長に直談判したよ
課長・村長・我が家の予定を揃えて、課長宅へ。
義兄の家の近くでした。
課長は自宅にいるのもあるからか、リラックスした雰囲気で登場しました。
優しそうな方です。
村長が私達家族のことを紹介し、早速話し合いが始まりました。
課長はこれまでの経緯を丁寧に聞いてくれました。
「事情はわかったよ。それに、たしかに娘ちゃんが二重国籍をもっていることもね」
お、これはいい感触。
「だけど、僕らは娘ちゃんの名前を変更することはできないなぁ」
ええ!なんで?と私は身を乗り出しました。
課長が言うには、綴りを書き間違えていたくらいなら修正できるのだそうです(これも子どもが大きくなってからは難しいんだとか)。ただ娘の場合は日本の家族姓をインドネシアの名前に付け加えるので、役所としては「全然違う名前をくっつけるの?なんで?」ということになるのだそう。
はああ、イミグレと同じだな。
理屈はわかるけど、役所仕事としてはできないんだ。
「家族姓がある国とない国でこうなってしまうんだねぇ」
課長の声に、そうなんですそうなんですと何度も頷きました。
これ、中央政府にもしっかり伝えてほしいなぁー。
だって同じ案件の子はこれからも増えるんだもの。
インドネシアの様々な行政手続きは、これまではわりと融通のきく形でやってこれました。
私が去年からやっている帰化手続きも、昔はもっと楽だったそうです。
けれど、今は全部がデジタル管理。
柔軟な対応はかえって難しいようです。
だからこそ、傾向と対策はしっかりまとめてほしいなぁぁ。頼むよ!
二重登録はできないってことなの?
「じゃあ、娘の二重国籍登録はどうすればいいですか?」
課長も村長も「それなんだよなぁ」と声を揃えました。
うーんと唸ったあと、課長は「あ、でもインドネシアの名前を変える方法はあるよ」と顔をあげました。
あるんかーい!
「裁判所へいくんだ」
ああああ、なるほど。
日本でも改名手続きするときって裁判所へいくもんね。
あれかあ。
「裁判所で事情を話してごらん。娘さんの場合はちゃんとした理由だから、おそらく改名の許可がおりると思うよ。その審判書をもってきてくれれば役所で名前を書き換えられるから」
ちょっと光が見えました!
わーい。
でも、また別のところへ行かなきゃいけないのかぁ。
はぁぁ。大変だわ。
まあでも、裁判所なんてそうそう行けるところじゃないしね。
ブログネタが増えると思って楽しくいきましょう。
来週、一応イミグレに確認してから裁判所へ行ってみます。
*
今日はここまで。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
二重登録なんてせいぜい一記事だろうと思ったのに、しぶとく続きますねぇ。笑
よろしくお付き合いくださいね。
お互いサマサマ幸セナン♪
(みどり @hijau39)
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