【おおまかなレシピつき】マンゴーのシロップ漬け作りを見学したよ

こんにちは、みどり(@hiju39)です。

学校でマンゴーのシロップ漬け(manisan mangga)を作りました。
ちょうど空き時間だったので見学させてもらったよ。

作り方をレポートします。
じゃ~いってみよ~。

未熟なマンゴー約2キロ。さあ、何に使う?

歴史の先生が家で実ったマンゴーを学校へ持ってきました。
まだ未熟な硬いマンゴーです。
その量、約2キロ。けっこうあります。

普段、未熟なマンゴーは、「ルジャック」に使われます。
ルジャックとは、若く酸っぱいフルーツのスライスを唐辛子のきいた甘辛いソースと一緒に食べるおやつです。職員室で手軽に作ってよく食べます。

「ルジャックはちょっと飽きたよね」
「でも未熟なマンゴーはルジャック以外に使えないよ?」
「シロップ漬けはどう?」

オンラインビジネス科の先生が提案しましたが、みんなの顔にはてなマークが。
このあたりでは見かけません。

「マンゴーを甘いシロップに漬けるんだ。マタラム市内ではたまに見かけるよ」

私もマタラム市に住んでいた頃、食べたことがあります。
そういえば、北ロンボクに嫁いでから一度も見たことがないなぁ。

「北ロンボクに未進出なら売れるかも!」

実はわが校は、調理科が作った料理や作品などを校外に販売しています。
オンラインビジネス科の勉強になるんですよ。

というわけで、今回は商品開発の一環として、オンラインビジネス科でマンゴーのシロップ漬けを試作することになりました。うまくいったら販売するんだって。

試作を担当するのは、2年生です。
生徒たちもマンゴーのシロップ漬けは作ったことも食べたこともないそう。

どうやって作るのかなぁ。わくわく。

酸っぱいマンゴーがあま~く変身。マンゴーのシロップ漬けのレシピ

早速、試作の始まりです!
先生がテキパキと指示をしながら、マンゴーの皮をむいて、実を5ミリほどに薄くそぎ切りにしています。皮が硬いので気をつけて。

1.マンゴーの下処理

皮をむいてスライスしたマンゴーを洗ったあと、何やら白い粉を入れた水で2回洗い直しました。

「なんです、この白い粉?」
「kapur sirihよ」

kapur sirih とは消石灰(水酸化カルシウム)のことです。
sirih (シリー、キンマのこと)と呼ばれる嗜好品に使われます。

水酸化カルシウムを溶かした水にマンゴーをさっとくぐらせて洗うことで、できあがりの食感がよりよくなるんだとか。

マンゴーのシロップ漬け1
未熟なマンゴーの皮をむき、消石灰を溶かした水で洗ったところ。未熟なマンゴーは中身が白いんです。

2.シロップづくり

洗ったマンゴーの水を切っている間に、シロップ作りを。
鍋に砂糖をドバっといれて、沸かした湯を加えてゆっくり混ぜます。

すごい量の砂糖です。

砂糖が溶けるまでよく混ぜてくださいね。
味を確認。桃やパイナップルの缶詰のシロップくらいの甘さになっていればオッケー。
塩も少しいれると味が締まります。

↑砂糖を少し足しています

3.マンゴーをシロップに漬ける

水を切っておいたマンゴーをボウルにいれます。
そこに、できあがったシロップを注ぎます。

↑シロップ漬けを提案した、担当の先生です。熱いので要注意。

マンゴーが浮いてくるので、木べらでそっと押してシロップに浸かるようにします。

↑熱が加わると、マンゴーの色がやや黄色っぽく変化するよ

ときどき上の方にあるマンゴーと下の方にあるマンゴーをひっくり返します。
粗熱が取れたら冷蔵庫へ。一晩寝かしてできあがり。

「みどり先生も明日味見しにきてね!」
「うん、楽しみだね!」

家族と食べた、マンゴーのシロップ漬け

翌日。マンゴーのシロップ漬けを一つ購入しました。
手のひらに収まるサイズの小袋がついています。
塩と唐辛子なんですって!

唐辛子と塩は日本のもみじおろしを彷彿とさせます。

どんな味だろう。
さあ、家族と一緒にいただきまーす。

まずはマンゴーだけをペロリ。
これは…白桃の缶詰に近い味やん!
白桃より二回りほど酸っぱくて、歯ごたえがあります。

はじめての食べ物におそるおそる手を出した娘もバクバクつまみ始めました。

「わー、あかんて。パパも食べたいって言ってたから残してよ」
「だって、おいしいんだもん」

暑い気候にピッタリの甘さと酸味。
元気になる味です。

私は塩と唐辛子もつけてみることにしました。
えー、うっま!
塩のしょっぱさよりも旨味と唐辛子の辛味がよくマッチしていて、インドネシアの味だあああ。

スイカに塩はあまり好きじゃないけど、塩と唐辛子だとまったく違う味になります。
汗かいたあとに最高だな、これ。

昨日の試作段階では甘いだけだったシロップも、果物の酸味が溶け出して、みかんの缶詰のように甘酸っぱくなっていました。
「なんか体によさそう」
自分たちで作ったものだから材料も全てわかるし、安心です。

シロップはソーダで割ってもおいしいように思います。
私はソーダが苦手なので水で割ってみました。体がシャッキリ。

帰宅した夫にもすすめると、迷わず塩&唐辛子をつけて食べました。
「わ、おいしっ、これはいいね!」

うん、先生。
北ロンボクにも販路ができそうですよ。

おいしかったね!

以上、今日のお話おしまい。
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
お互いサマサマ幸セナン♪

(みどり @hijau39)

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