インドネシア国内移動(ロンボク⇔バリ)新型コロナ抗原検査レポート

こんにちは、みどり(@hiju39)やで。

前回、パスポートの新規&切り替え発給のためにバリ島へ行くと書いた。

無事に新しいパスポートを手にバリ島から帰ってきたよー。パチパチ。

今日は行き帰りの抗原検査(アンチゲンテスト)のレポートをするよ。「いかにもインドネシアだなぁ」と楽しかった。

じゃ~、いってみよ~。

渡航数日前。コロナ検査の情報収集に奔走する

このブログをご覧くださっているあなたは、コロナ関連の検査を受けたことがあるだろうか?

きっともう何度も検査を受けたことがある人も、これまでも今後も検査とは無縁の人もいるだろうけれど、たぶん「煩わしい(そう)」という気持ちは変わらないんじゃないかと思う。

インドネシアは目まぐるしくコロナに関する規制が変わり、しかも州ごとに対応が変わるため、はじめは様々な情報を追っていた私ももうとっくに私の日常生活に関連しないことはキャッチしないようになっていた。

なので、今回いざバリ島へ行く段になって「で、どうすればいいの?」と混乱した。 どの検査が必要なのか、いつどこで受ければよいのかがわからない

私たちは、行きは高速艇で行くことを決めていたが、帰りは飛行機も検討していた。でもそうなると、高速艇の情報も飛行機の情報も探さないといけない。

めんどくさーーー&こわーーーー。

だって、間違っていたら大問題!船/飛行機に乗れないんだぜ。いろいろな計画がパーになる。こんなに博打みたいな状態ではホテルの予約もできない。

しかもココだけの話、渡航の10日ほど前から家族みんなで喉を痛めていた。私の勤務する高校でも先生や生徒がゾロゾロ欠席。みんな「体調不良」としか言わないし病院にもいかないから、この喉の痛みが単なる風邪なのかコロちゃんなのかわからない。

喉痛のピークは過ぎていたけれど、もしかしたら検査で引っかかるかもしれない…という不安があった。

そこで、往復ともに交通手段を高速艇一本に絞ることにした。

それでもわからないことが多すぎる。最も厄介なことは誰に尋ねれば正確な情報を得られるのかがわからないことだ。

まずは地元の保健所へ聞きに行った。が、なんと関係者が濃厚接触者になって家にいるとかで、詳しくわからない。わかったことは、船の場合は当日アンチゲンテストでいいこと、テスト会場は保健所ではないことだった。

高速艇関係者に友人が多い夫に電話で確認してと何度も依頼した。なのに、夫からはギリギリまで連絡なし。「たいがいにしてよ、私が直接港にいって確認してくるわ」と業を煮やしたら、「あ、もう電話して聞いたよ。アンチゲンだよ」と言う。「いつどこで受けられるの?」「…(確認し忘れ)」「聞いてないんかーい」

結局、夫が港へ行って聞いてきてくれたけど、次からは自分で情報を得ようと思った。人を当てにしていると、いざ必要な情報が得られなかったり間違っていたりしたときに、感謝しないでその人の非を責めてしまうだからだ。

ひとまず、ここまででわかったことはこれ。情報提供者はスピードボートのチケット販売者だ。

・乗船当日に、港でアンチゲンテスト(抗原検査)をうける
・検査結果はすぐにでる
・検査費用は190,000ルピア/人
・プーちゃん(8歳)も検査必要

↑結論を書くと、これすらもニセ情報だった。というか、当日ひっくり返った。なので、鵜呑みにしないで!

なんかもー、前日になっても「この調子だと到着できるかわからない」としか感じられなかった。ホテルは予約せず、バリで働いている甥にだけ連絡してから寝た。

当日になっても、まだ検査会場がわからない(泣)

2022年2月16日(水)。船は11:30頃からチェックインで昼の12:30に出発予定。だが、乗船前検査のために10時に港にいてねん、とのこと。

10:00前に家を出て、バンサル港へ。家から港までは5分とかからない。

↑バンサル港。とてもいい天気!

もし検査で陽性だったらボートに乗れないし、領事館にパスポート発給の予約をキャンセルして、翌週にでも予定を組み直さないといけない。まぁそれでもなんとかなるけど、「いざ勝負!」的な気持ちで港に着いた。しかーし、さて、どこで検査を受けられるの?

「あっちだよ」と言われた、スピードボートのチェックインカウンターがある事務所が閉まっている。

おおーーーい、誰もおらんのかーーーい。どうなってるねん。こらーーー。

段々と口が悪くなってくる私の横で、港で荷物を運んだり客引きをする人たちがいろいろ教えてくれる。夫の顔見知りも多くみな悪い人ではないのだけど、情報には当たり外れがある。でも今日は得られた情報を一つずつ試すしかない。

一人が、「保健所で検査ができる」との情報をもってきた。私が話を聞きに行った保健所ではなく、港湾用の保健所だ。私はこんな保健所があることすら知らなかったが、さっそく直行。港から200mほどのところにひっそり佇んでいた。

受付には3人スタッフがいたが、口を揃えて「うちじゃ検査できない」という。

じゃあ、どこで?? 当惑していると、可哀想に思われたのか、外出中の偉い人?に電話してくれた。そして、その方の許可がでて、検査してもらえることに。よくわかんないけど、ラッキー♪

やっと検査!コロナ抗原検査(アンチゲンテスト)の流れ

テストを受ける前に、ワクチン接種の有無を確認される。大人は最低2回、子どもは最低1回必要とのこと。プーちゃんはワクチン接種済みだったけど、どうしたことかワクチン履歴のでるアプリに表示されなくて、口頭で説明したらOKがでた。信じてもらえて助かったよ。

アンチゲンテストは鼻の中に綿棒みたいなのをいれて検体を採取することは知っていた。が、実際みるのもやるのも初めて。検査が受けられるとなって安心したのか、なんだか楽しくなってきた。「写真撮ってもいいですか?」「どうぞ」キャッキャ。

綿棒みたいなのは、思っていたよりずっと長かった。

「え、これどのへんまで鼻に入れるんですか?」
「このへんかな…」(指差す)
「ひっ痛そう…」

なぜか保健所の中ではなく、中庭で検査を受けることになった。中庭にポツンと一つ椅子を用意してもらい、そこで顎をあげて座る。

「力抜いてくださいね」
「はーい」

グリグリされるというより、ススーッと侵入してくるかんじ


ドキドキしたけど、思ってるほど痛くなかった。リラックスするのがコツだと思う。プーちゃんも少し痛がったけど泣かずに完了。

検査してくださった方の手には、透明の液体が入った、細長い試験管みたいなものが。そこに先程の綿棒をいれて検体を液体に混ぜる。綿棒を抜いて試験管状のものに蓋をして上下にふる。液体を撹拌しているらしい。検査キットにこの液体を垂らして…。

「どうなったら結果がわかるんですか?」
「二重線がでたら陽性だよ。10-15分くらいで結果がでるよ」

なるほど、妊娠検査薬みたいなもんだな。

祈るような気持ちで結果を待ちつつ、保健所のスタッフが鼻の中をグリグリしている写真を送ってほしいというのでそれに応える。活動報告として使うらしい。私の鼻の穴写真がどこかに使われるのか。

そうこうしているうちに結果が出た。

↑1本線だーー!

すぐに陰性証明書を書いてくださった。

有効期限は1日だけなんだって。

「これでボートに乗れますね」
「はい、ありがとうございます!あの、お代は…?」
「あ、ここは代金不要ですよ」
「えーーー!」

公的な保健所だからなのか、検査代が無料だった。スタッフ3人に頭を下げ下げ、笑顔で手を降って別れた。

これで晴れてボートに乗れるぞ!

港に戻ると、さっきは閉まっていたチケットカウンターが開いていた。チケット購入。こちらは事前に聞いていたとおり400,000ルピアだった。プーちゃんも同額。

↑チケットカウンター。コロナ前はずらりとスピードボート各社が並んでいた。切ないなぁ。

私が写真撮影した後ろ側にも同じ数だけカウンターがある。この日運航しているのは私たちが乗るエカジャヤ社ともう一社だけだった。

エカジャヤの職員に尋ねると、最近はロンボク+3ギリ(ギリトラワンガン、ギリメノ、ギリアイル)全部合わせて、バリ島への乗客は一日20-30人くらいなんだって。おー、それでも20-30人はいるんだね。コロナ前にはほど遠いけど、ちょっと安心したよ。

近づきすぎたけど、小舟に乗ってる風の写真がとれるスポット

お客様はローカル(インドネシア人)かインドネシアの滞在許可証を持ってる外国人(私みたいな人ね)らしい。

船のチケットを買うときではなく、乗船時に陰性証明書を提出し、無事乗船。

↑いってきまーす

帰りのバリ→ロンボクの抗原検査(アンチゲンテスト)

帰りは2022年2月19日(土)。行きの船でエカジャヤ社のキャプテンに帰りのアンチゲンテストについて日時などの確認をした。

日時 乗船当日
場所 パダンバイ港
検査代 95,000ルピア/人(プーちゃんは検査不要)

で、これも実際に検査を受けてみると、プーちゃんも検査は必要だと言われた。場所はパダンバイ港内ではなく、港のすぐ近く。送迎の車が検査場所まで連れて行ってくれるので心配無用。

こちらも検査前にワクチン接種の有無を確認された。検査方法は行きと同じ。ただし、乗船者が多かったので、流れ作業的に「座って、トゥスッ(鼻の中に綿棒入れる)」をやるのみで、無駄口はないかんじ。

往復してみてわかったことをまとめると…

・情報はかなり流動的
・検査結果に関しては運ゲー(運ゲーム)的要素がある気がする
  ↓
情報は収集しつつも、そのときの流れに身を任せるスタンスが一番心理的負担がなさそう

行けたらラッキー、ダメでもともとの気持ちでいると余裕がでてくると感じた。

私は今回、職場の校長先生にだけバリに行くことを話した。行く予定だけど喉が痛いので万一陽性の場合は渡航延期&学校も休む(隔離)すると伝えていた。

また、プーちゃんの学校の先生には「行く」とだけ伝え、もしも陽性のときはその時また伝え直すつもりでいた。

検査の結果が当日にでるためいろいろな予定がたたないのは困るけど、愚痴っても仕方ないしね。事情が事情だしなんとかなるから、「あとは全部ネタにしよう」くらいが一番いいかも。今回は結果オーライで何よりでした。

これからもみんな、健康第一で過ごしていこうね。

じゃ、今回も最後まで読んでくれてありがとう。
お互いサマサマ幸セナン♪

(みどり/Midori Rahma Safitri @hijau39)

コメント